カラス等の動物対策としてごみ置き場にネットを設置する等の工夫をしよう
自治体が用意しているごみ置き場において、動物等によるごみ荒らしが頻繁に起こっています。とりわけ、カラスといった鳥類による被害がひどく、自治体はカラスによるごみ荒らし対策を行っていますが、出没するカラスは増えてきています。
家庭ごみの中に食べ物を中心とした生ごみが出す人が多い、といった点が、ごみ置き場にカラスが集まりやすくなる最大の理由です。ごみ置き場に集まりやすいカラスの種類としては、ハシブトカラスが都心部や地方を中心に、目立っています。
ハシブトカラスは、もともと森林を中心として生息していましたが、都心部で栄養価の高い食べ物があると知った瞬間、都心部へと進出するようになりました。国は不法投棄対策として、ごみ置き場に出すビニール袋の種類を透明に限定しましたが、その中に食べ物が入っていると認識できるようになった点が、ハシブトカラスが増えた最大の理由です。
森林よりもたくさんの食べ物が確保できるため、ハシブトカラスにとっては、個体数を増やせる環境が簡単に構築できるようになりました。
年々増えてくるハシブトカラスに対して、地方自治体も様々な対策を講じるようになっています。食べ物をごみとして出さない方法が一番効果的ですが、生活環境により、どうしても生ごみとして出さなければならない場合もあります。
従って、食べ切れる量の食材を購入する等して、生ごみが出ない環境を作るよう、多くの自治体からアナウンスされるようになりました。
生ごみを出す際には、二重にビニールを敷く等して、カラスに見せないような工夫をするよう通知されています。
加えて、ハシブトカラスが侵入しないよう、ごみ置き場をネットでかぶせる、あるいはフェンスで覆う対策も、多くの自治体で行われている方法です。